介護職に就こうと決めてから、ケアマネージャーになるまでにどのような過程が必要なのでしょうか。ホームヘルパーに就いたら、最初に取っておいたほうが良い資格が、介護職員初任者研修です。介護に必要な基礎知識や技術を取得するための130時間、9科目のカリキュラムを受ける必要があります。カリキュラム終了後に、1時間の筆記試験を受けて合格すれば、資格取得となります。介護職員初任者研修が終了したら、次は実務者研修です。実務経験がない人や、初任者研修を修了していない人でも受けることは可能です。450時間、20科目のカリキュラムを行い、知識や技術の習得を行います。終了後の試験実施の義務はないため、スクールによって卒業試験がある学校とない学校が存在します。また、初任者研修を修了していれば、130時間の研修が免除されます。実務者研修の受講が終了しており、主に介護の業務に携わる介護職員やホームヘルパーなどで実務経験が3年かつ540日以上あれば、国家資格である介護福祉士国家試験を受験する事が可能です。その際正社員である必要はなく、パートや嘱託でも受験は可能です。
そして、国家資格を保有し5年かつ900日以上、介護施設などで実務経験をつんだ後にケアマネージャーの受験に挑めます。それに合格して初めてケアマネージャーとして働けるのです。また、国家資格を保有していなくても、介護施設などで相談援助業務についている人も同じ実務経験で受験が可能です。資格取得までの道のりは長いですが、キャリアアップを目指すなら、ケアマネージャーの仕事をおすすめします。